Saturday, December 6

劇王 天下統一大会 関西代表決定!

 


劇王 天下統一大会 《関西代表

代表決定! 増田 雄/モンゴルズシアターカンパニー 『鼠』


関西代表を決める戯曲公募の、応募数は14本。関西代表選考委員(石原燃、笠井友仁、ごまのはえ、横山拓也)による選考会が12月4日行なわれ、増田雄『鼠』が代表に決定しました


劇王とは…
劇作家協会東海支部プロデュース、愛知県長久手市主催で、『Jr.ライト級チャンピオンタイトルマッチ 劇王』 として10年にわたり開催。
上演時間20分、役者3名以内、数分で舞台転換可能という制約のもとで上演される、短編演劇連続上演イベント。優勝者は観客とゲスト審査員の投票により決定される。
劇作家協会東海支部元支部長・佃典彦の手作りチャンピオンベルトが贈られる以外は何のメリットもない、劇作家の名誉のみを賭けた壮大な闘いは、2013年2月に「劇王X 天下統一大会」が開催されるに及んだ。
 


選考方法
応募作品から関西代表に推したい2作品を各委員が持ち寄り、8作品を議論の場に上げるという予定であったが、推したい作品が重なり、結果4作品に絞られて話し合われた。総合的に評価の高かった増田さんに票が集まり、今回の結果となった。


選考委員による『鼠』講評

石原 燃
骨の太さで抜きん出ていた。会話の中のエピソードが工夫されていて楽しい。「地下鉄線路脇の退避場所」という場所は、舞台設定として魅力的だと思う。後半の展開は現実なのか、幻想なのか、判然としないのが面白いと思うので、演出によってさらに世界を広げてほしい。

笠井友仁
駅のホーム下の退避場所という、都市生活の中で誰もが目にしながら、訪れたことがない場所を舞台にした『鼠』は演出者の想像力を強く刺激する作品である。人々の足下で語られる言葉は、地上の其れより、はるかに重く感じた。

ごまのはえ
冒頭のト書きによるとこの作品は「地下鉄の駅のホームの下にある退避場所」を舞台に、「電車を停止させる非常制御スイッチが起動して3分後」にはじまるお話のようだ。登場人物は二人。ともに遺体を回収する地下鉄の職員である。ここまで、すごくわかり易い。そう思って読みはじめたが、次第に少しづつズレはじめる。場所も、時間も、人物の背景も。それも作者の手による外科手術的なズレではなく、ドラマの伸び行く方向として、ズレざるえなかったような、ある意味で自然なズレだった。そこがとても面白かった。
現実と異界が混じり合ったような闇の中で、しかし作者は現実から離れず、地下の闇のなかで成長する小動物に異界への夢を託しているように、僕には思えた。

横山拓也
男2人のセリフ劇。登場するエピソードがいちいち面白くて引き込まれた。会話に登場するアイテムの落としどころも決まっていて、構成が巧みに練られている。短編作品として申し分ない展開力だと思う。関西代表としてがんばってもらいたい。


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